ラーメン二郎に行ってトリップしてきた話

先にこっち

jnt.hatenablog.com

を途中まで読んでおくことをお勧めします。

 両親は二郎は食べないそうなので、ジュンク堂で両親と別れて、一旦渋谷のタイステとか池ラとか行ったんですけど東京はやっぱメンテがダンチですねぇ~~~(田舎民並みの感想)。スコアがポンポン更新できて嬉しい限り。あと人も筐体も多いので埋もれる隙があるのが良いですね。非常に居心地が良かった。

 18:00になったのでそろそろ営業始まるな~と思って行ったところ、「本日休業」の紙が。そんな馬鹿な!おおおおおおおおおお、、お、お、お落ち着け!まずは情報をチェックだ!

調べてみると

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今日祝日だったぁ~~~~~~~~~~~~~ううっ二郎が食べたい、二郎が食べたい~~~~死ぬ~~~~~とか言いながらまた調べてみるとあっ!目黒店が水曜休日、つまり今日は営業してる!イヤッホウ!神は私を見捨てなかった!この世最高~~~~~!

って感じで桜台駅から目黒店まで移動しました。50分くらいかかりました。

目黒店に着くとそこには10人は裕に越えているであろう長蛇の列。目黒店は独自ルールが厳しいらしいのでチェックしながら中へ。外から中の店員さんを見てな きゃ分からんねぇなこれ。初めてなのでスタンダードな小ラーメン(500YEN)を注文。どのくらいの量が盛られるか分からないのでヤサイスクナメニンニ クスクナメ。

店長さんから「はい小ラーメンの方~」と言って渡された小ラーメンに、ノドンを発射する直前の総書記並みの期待を添えて、一口すする。

ウンメェ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!

もうね、ただひたすら旨い。麺をすする口が止まらない。もっとだ。この旨さがもっと欲しい。しかもデフォルトで麺がそこそこ固い!幸せ!二郎さえあればこの世全ての問題が解決できる——私は今ラーメンのパラダイムシフトに直面している!もっとすすりたい。旨い、旨い。

も はや私の手と口は旨さを求めるただの機械と化した。そのうち脳が痺れてきて、目の前のラーメンをすする音しか聞こえなくなる。ラーメンを支える赤いカウン ターが視界から消える。流れているラジオの音が無限遠点まで遠のいていく——世界は私とラーメンだけだ。私は、ラーメンを食べることでラーメンと対話して いる——奇跡だ。この世にこんな旨いものがあるとは思いもしなかった。今まで私は——全身が多幸感で満ちていく。髪の毛から足先まで、全身でラーメンを感 じる。ああ、私は今ラーメンと同化している—この世の真理はここにあったのだ——ふと気が付くと、残りがスープだけであったことに気付く。私はしばらく、 野菜も麺もないスープを必死で掬っていたのだ。まだ頭がジンジンする。私はラーメントリップから急速に醒め、ラーメンはもう無くなってしまったのだと身体 で理解できた。一体どれだけの時間が経っていたのだろう。何時間もいたような気がするが、ここはラーメン二郎、何時間も、何十分も居座れるような場所では ない。周りを見ると私以外誰も食べ終わっていない。

「食べ終わったらさっさと出らねば ———」ハッと気が付いた時にはもうすでに、私の次にに食べ終わった常連さんがスッと出て行ってしまった。慣れている。さすがである。私もすぐに後を追っ て店を出る。朝は辛かった寒さが今は程よく気持ちいい。トリップから醒めた私をクールダウンさせているのだ。トリップで得られた多幸感がまだ残っている。 興奮が冷めない内に、私はポケットからスマホを取り出し「二郎ウンメェ~~」とつぶやくのであった。